定番どころをギュッと凝縮!函館を楽しみ尽くす1泊2日モデルコース
- 函館・道南・奥尻
- 最終更新日:2024年2月23日
市内には路面電車も通っているので、車を使わずに巡れるのも魅力のひとつ。今回はコンパクトで魅力いっぱいの函館1泊2日王道モデルコースをご紹介します。
<1日目>
五稜郭タワー・五稜郭公園
函館が誇る歴史名所の一つ「五稜郭(ごりょうかく)」。もともと外国からの侵攻を防ぐために江戸幕府が築いた西洋式城郭ですが、幕末から明治維新を迎えるなかで、戊辰戦争の舞台となりました。現在は五稜郭公園として整備され、「箱館御役所」(通称:箱館奉行所)など当時の建物が一部復元されています。
また北海道を代表する桜の名所(開花時期:ゴールデンウィーク前後)であり、冬(例年12月~2月)はイルミネーションが行われます。
五稜郭公園のメインゲート(一の橋)から徒歩1分、隣接する五稜郭タワーにのぼれば、星形要塞の全貌を眺められ、星型に切り取られる春夏秋冬は唯一無二の景観です。
- 住所
- 北海道函館市五稜郭町44-2
- 営業時間
- 郭内(堀の内側)5:00~19:00(11月~3月は~18:00)
- 備考
- 入園無料
アクセス:函館市電「五稜郭公園前」より徒歩15分。
車の場合は付近の有料駐車場(例:函館市五稜郭観光駐車場、函館市芸術ホール駐車場。いずれも1時間まで200円以後30分毎100円)をご利用ください。
五稜郭タワー
- 住所
- 北海道函館市五稜郭町43-9
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 備考
- 料金:大人1,000円 中・高校生750円 小学生500円
アクセス:函館市電「五稜郭公園前」より徒歩10分。
駐車場は五稜郭公園利用時と同様
回転寿司函館旬花
五稜郭公園周辺は、函館の中でもイチオシグルメが集まっているエリアです。その中で立ち寄りたいお店の一つ「回転寿司函館旬花」さんでは、店長自ら市場に足を運び新鮮な魚介を仕入れる、本格的な回転寿司をいただけます。五稜郭タワーからは道を挟んですぐ向かいにありますよ。
函館名物のイカや、北海道の鯛の中でも最も美味しいとされる黒そいをはじめとして、近海の海から水揚げされた旬なネタがたくさん。ボックス席も広く、サイドメニューやデザートメニューも充実しているので、家族連れにもおすすめです。
関連記事:
五稜郭タワーが目の前!「回転寿司 函館旬花」の店内の様子やメニューをリポートします
- 住所
- 北海道函館市五稜郭町29-18
- 営業時間
- 11:00~21:00 1月1日休業
- 備考
- 車でお越しの場合は周辺有料駐車場をご利用ください。ただし17:30〜21:00は隣接の五稜郭タワー観光専用駐車場無料でご利用いただけます
元町・ベイエリア
五稜郭公園周辺へ足をのばしたら、午後からは函館観光のメインとなる元町・ベイエリアへ。
五稜郭公園から元町・ベイエリアまでは車で約20分。市電でも乗り換え無しで両エリアの間にある「十字街」へアクセス可能(250円/24分前後)。元町エリア寄りで下車したい場合は、函館どつく前行で「末広町」で下車してください。
見どころの多いエリアですが、おすすめのスポットをいくつかご紹介します。
八幡坂
函館を象徴する風景の一つ「八幡坂」。かつて坂の上に函館八幡宮があったことが名前の由来と言われています。海に向かってのびる道が美しく、1980年代にはCMのロケ地にも採用され、函館山と並ぶビュースポットとして有名になりました。
- 住所
- 北海道函館市元町
街角クレープ
元町の一角・街角NEW CULTUREにある「街角クレープ」さんでは、パリパリ&もちもちの新食感クレープがいただけます。チョコのビターな味わいとキャラメルの芳醇な甘さ、クリームの滑らかな甘さが織りなす「塩キャラメルチョコレート」がおすすめです。
関連記事:
函館の人気店パリもち新食感クレープ「街角クレープ」にかぶりつく
- 住所
- 北海道函館市末広町12-8 2階
- 営業時間
- 10:00~16:00 木・金曜定休
旧函館区公会堂
1910年(明治43年)に建てられた「旧函館区公会堂」は、国の重要文化財に指定されている函館を代表する西洋建築物です。改修工事を経て2021年4月にリニューアルオープンしました。黄色とグレーが織りなす外観が可愛らしく、バルコニーからの眺めは絶景です。
- 住所
- 北海道函館市元町11-13
- 営業時間
- 9:00~18:00(土~月は~19:00。11月~3月は~17:00) 年末年始ほか年3回程度設備点検のための休館日あり。
- 備考
- 料金:一般300円 学生・生徒・児童150円
宿泊「HakoBA 函館 by THE SHARE HOTELS」
せっかくレトロモダンな趣のある函館へ旅行をするなら、歴史的建築物をリノベーションしたホテルに宿泊してみてはいかがでしょうか。その名も「HakoBA 函館 by THE SHARE HOTELS」。隣り合う旧銀行と旧美術館がホテルとして生まれ変わっています。
ハード的な古さを感じさせない、レトロモダンで遊び心溢れる館内。一番リーズナブルな「Bunk Twin with Shared Bathroom」でも十分広くて快適です。シンプルながら使い勝手もよく考えられているのもポイント。スタッフさんの気配りも心地よく、落ち着いて宿泊できますよ。
関連記事:
HakoBA 函館 by THE SHARE HOTELS 宿泊体験記|歴史的建造物×アートなホテル
- 住所
- 北海道函館市末広町23-9
- TEL
- 0138-27-5858
- イン/アウト
- 15時〜23時/〜10時
- 備考
- ホテルには駐車場がないため、車の方は周囲のパーキングをチェックしておきましょう。
ホテルのご予約はこちらからどうぞ
函館山の夜景
函館観光の目玉といえば、やはり「函館山の夜景」ではないでしょうか。函館山ロープウェイ山麓駅まではホテルから徒歩15分ほど。ロープウェイの下車後、函館山展望台では感動的なパノラマが待っています。函館の独特な地形と宝石のように輝く港町が織りなす夜景は唯一無二の絶景です。
特に土日祝はロープウェイ待ちの時間ができるほど大人気のスポット。時間に余裕を持って訪れるのが良いでしょう。夜景鑑賞を楽しんだら、ライトアップされた教会群を眺めながらホテルへ戻ります。
関連記事:
絶景!函館の夜景を120%満喫するための全てと穴場スポット
- 住所
- 北海道函館市元町19-7
- 営業時間
- 始発10:00 下り最終21:00(4月20日~9月30日は22:00)
- 備考
- 往復料金:中学生以上1,800円 小人900円 2歳以下無料、未就学児は大人1名に1人まで無料
ラッキーピエロ
混雑具合でホテルに戻ってくるのが何時になるか読めない函館山。そこで夕食は「ラッキーピエロ」を利用します。ラッキーピエロとは、函館を代表するハンバーガーチェーン店。ベイエリアにあるマリーナ末広店は9:30~21:30と割と遅めまで営業しているのがポイント。
定番の「チャイニーズチキンバーガー」は甘辛い鶏の唐揚げと胡麻たっぷりのバンズ、シャキシャキのレタスのマヨネーズの相性がたまりません!セットにできるチーズたっぷりのポテトも美味しいです。
- 住所
- 北海道函館市末広町14-17
- 営業時間
- 9:30~21:30
ハセガワストア
一方で手軽に済ませたい方には、ハセガワストアもおすすめ。店内で焼いた焼き鳥をご飯の上に乗せた焼き鳥弁当は函館のソウルフードとして知られています。炭火の香りをまとったジューシーな焼き鳥とタレの染みたご飯は、間違いない美味しさです。
- 住所
- 北海道函館市末広町23-5
- 営業時間
- 7:00~22:00
<2日目>
金森赤レンガ倉庫
函館ベイエリアのランドマーク「金森赤レンガ倉庫」は、ショッピングや食事を楽しめる複合施設。ベリアエリアの景色を眺めながら散策できるほか、オルゴールやガラスをはじめとして函館ならでは工芸品も数多く揃っており、お土産選びに最適なスポットです。
4つのレンガ倉庫が並んでおり、建物同士の間はレトロな趣のあるレンガストリートに。人の少ない午前中を狙って、写真撮影を楽しむのもおすすめ。
- 住所
- 北海道函館市末広町14-12
- 営業時間
- 10:00~19:00
函館市地域交流まちづくりセンター
レトロな雰囲気や建造物がお好きな方は函館市地域交流まちづくりセンターもおすすめです。大正12年創業した「丸井今井呉服店函館支店」の建物を改装した建物は、今も各所に見られるエレガントな設えや褪せた色が古き良き時代を彷彿とさせます。
- 住所
- 北海道函館市末広町4-19
- 営業時間
- 9:00~21:00 年末年始休館
函館朝市
ベイエリアからは徒歩15分ほど、JR函館駅の隣にある「函館朝市」は、約250のお店からなる巨大な市場です。朝市という名前ですが、14時まで営業しており、海鮮丼をはじめとして北海道ならではの海の幸に舌鼓を打つことができます。
その日の朝に入荷した活イカを自分で釣り上げる「元祖活いか釣り掘」という名物体験もあるのでぜひトライしてみてください。
- 住所
- 北海道函館市若松町9-19
- 営業時間
- 6:00~14:00 年末年始休館
いかがでしたでしょうか。今回は函館の定番どころをギュッと凝縮したモデルコースをご紹介しました。歴史から夜景、グルメやお土産まで函館の魅力をぜひ味わってくださいね!
日本深掘りサイクリスト・フォトグラファー 土庄雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。 四季折々の日本を五感で捉え、発信しています。
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